2015年10月8日木曜日

【34】後漢の成立・漢の社会と文化

 ◇新の成立
  ・前漢の外戚王莽(オウモウ)が帝位を奪う
  ・周を理想とする極端な復古政治
  ・赤眉の乱(セキビノラン)で滅亡
 ◇後漢の成立(都:洛陽)
  ・劉秀(光武帝)
    豪族で支持で漢を再興、内政重視
    倭の王に「漢委奴国王(カンノワノナノコクオウ)」の金印を授ける
  ・後漢の対外関係←光武帝死後
    西域都護班超(ハンチョウ)の活躍…西方の事情判明
                    (ローマ帝国の存在など)
        部下の甘英(カンエイ)を大秦国(ローマ帝国)に派遣
    大秦国王安敦(マルクス=アウレリウス=アントニヌス)の使者が日南郡(ベトナム中部)に到達
 ◇漢の社会
  ・大土地を所有し、農民を支配する豪族の登場
    →前漢の哀帝が限田法を出すが、効果は上がらない
  ・役人採用の方法を郷挙里選(キョウキョリセン)にする(漢の武帝)
    …地方長官の推薦による官史登用
     →豪族の官僚化
 ◇漢の文化
  ・儒学
    前漢…官学化(武帝のとき董仲舒が提案)、五経博士の設置
    後漢…訓詁学(クンコガク)の発達…古典の字句の解釈、代表:鄭玄(ジョウゲン)
  ・歴史書
    前漢…司馬遷(シバセン)の「史記」(太古~武帝)
    後漢…班固の「漢書」(前漢)
      ※どちらも紀伝体(伝記をまとめる)による
  ・紙の発明(従来は木簡(モッカン)、竹簡(チクカン))、後漢の蔡倫による

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