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2015年9月27日日曜日

【13】ギリシア文化・ヘレニズム文化

 ◇ギリシア文化
  ・宗教…多神数(オリンポス12神…主神はゼウス、ギリシア神話に登場
  ・文学
    叙事詩 ホメロス「イリアス」「オデュッセイア」
        ヘシオドス「労働と日々」
    叙情詩 サッフォー…女流詩人
    悲劇 アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデス…三大悲劇詩人
    喜劇 アリストファネス「女の平和」「女の議会」
  ・哲学
    自然科学…万物の根源は何か
     {タレス…万物の根源は「水」
     {ピラゴラス…万物の根源は「数」
     {ヘラクレイトス…万物の根源は「火」
     {デモクリトス…万物の根源は「原子(アトム)」
    ソフィストとアテネ哲学
      ソフィスト…弁論、修辞(討論に勝つ方法)を教える職業教師
            プラタゴラスが代表(「人間は万物の尺度」)、真理は人間の数だけ存在する
      アテネ哲学…絶対的真理の存在を主張
         ソクラテス、プラトン(イデア論→「国家論」)、アリストテレス
  ・歴史
    ヘロドトス…ペルシア戦争史
    トゥキディデス…ペロポネソス戦争史
  ・彫刻
    フェイディアス…アテネ女神像(パルテノン神殿の中)
 ◇ヘレニズム文化…アレクサンドロスとその後継者の時代
  特徴…アレクサンドロスによる東西融合(世界市民主義の風潮)
  ・彫刻
    「ミロのビーナス」「ラオコーン」「サモトラケのニケ」Nike
  ・哲学
    ストア派…ゼノンが中心、禁欲主義
    エピクロス派…エピクロスが中心、快楽主義
  ・自然科学…アレクサンドリアのムセイオン(王立研究所)での研究
    エラトステネス(地理学)…地球の周囲の長さを測定
    アリスタルコス(天文学)…太陽中心説
    エウクレイデス(平面幾何学)
    アルキメデス(数学、物理学)

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【12】マケドニアの興隆

アテネ&スパルタ VS アケメネス朝ペルシア
       ペルシア戦争
  ↓ 
 アテネvsスパルタ
  ぺロポネリス戦争
        +テーベ
 ◇マケドニアの登場
  ・国王フィリッポス2世 漁夫の利
     カイロネイアの戦い…アテネ・テーベ連合軍を破る
     コリントス同盟の結成…全ギリシアを支配
  ・アレクサンドロス大王
     東方遠征…アケメネス朝に対する遠征
       イッソスの戦い、アルバラの戦いなど、戦略機動
        →勝利、アケメネス朝を滅ぼす(最後の王ダレイオス3世)
       インダス川に達する大帝国建設
     帝国を建設…ギリシア・エジプト~インド西部
       東西融合政策を行う
     バビロンで死去
 ◇帝国の分裂…ディアドコイ戦争=後継者
  アレクサンドロスの帝国
   →3分割{・アンティゴノス朝マケドニア
       {・プトレマイオス朝エジプト 都:アレクサンドリアが発展
       {・セレウコス朝シリア
    ※アレクサンドロス~3カ国の時代をヘレニズム時代という

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【11】ペルシア戦争・ペロポネソス戦争

◇ペルシア戦争…オリエントの専制国家とギリシアのポリス世界の争い
  ・原因…イオニア植民市(ミレトスなど)
      グペルシアに対して反発←アテネが支援
  ・経過…・ペルシア王ダレイオス1世の派兵
        →暴風雨により失敗
      ・マラトンの戦い→アテネ軍の勝利、マラトンからアテネに36.75km走った→
      ・サラミスの海→テミストクレス率いるアテネ海軍の勝利
              (三段櫂船の活用)
      ・プラタイアの戦い→アテネ、スパルタ連合軍の勝利
      ※オリエントの専制国家からポリス社会が守られた
 ◇ペルシア戦争後
  ・アテネ…強大な海軍力を背景に対ペルシア同盟であるデロス同盟の盟主に
       ※軍艦の漕ぎ手として戦争に参加した無産市民の発言力向上
        (将軍ペリクレスによるアテネの民主政の完成につながる)
 ◇ぺロポネリス戦争…全ギリシアを二分した戦い
  ・アテネ(デロス同盟) VS スパルタ(ぺロポネリス同盟)
  ・経過…アテネの敗北→スパルタの覇権(他のポリスを圧迫)→反感→テーベの覇権
      ※アテネの墜落…衆愚政治に陥る、扇動政治家(デマゴーゴス)の続出
  ・社会の変化
     ポリス間の絶え間ない戦争→農業の荒廃 }
     貨幣経済の浸透→貧富の差が増大    }→市民層の没落、傭兵制の発達
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2015年9月26日土曜日

【10】アテネとスパルタ

 ◇スパルタ(ドーリア人のポリス)
  ・リュクルゴスの制…軍国主義規律、6歳から軍事教育
     (ヘイロータイ・ヘイロータイの反乱防止)
      市民 5000人
       ↓支配
     ペリオイコイ…異民族、商工業に従事 20000人
     ヘイロータイ…隷属農民 50000人
    少数の市民が多数側(ヘイロータイ・ヘイロータイ)を支配するために、鍛えていた(ビビらせていた)
 ◇アテネ(イオニア人のポリス) ← アクロポリスのパルテノン神殿で有名
   →直接民主政(国民(市民)全員が政治に参加) はじめは貴族が政治を独占、市民に参政権なし
  ・直接民主政の成立過程
    はじめ…貴族・平民・奴隷の区別
      貴族は騎兵として政治を独占(貴族政治)→平民が不満
    商工業の発展
      →裕福な平民の出現
      →武器を買えることができる
      →平民の重装歩兵が国防の中心に
      →参政権を要求
  ・民主化と進展
    ドラコンの成文法…慣習法を成文化
             →貴族による法の独占を防ぐ
    ソロンの財産政治…市民を4段階に分け、財産の多少で参政権を与える
             負債を帳消し→債務奴隷の禁止
    ペイシストラトスの僭主政治…貴族政治を打倒
          僭主(センシュ)…非合法に政権をとった者、のちに独裁者となり暴君化
    クレイステネスの陶片追放…民主政治の基礎をつくる
          陶片追放(オストラシズム)…僭主の出現を防ぐ逆投票
                        多数の票を取った者が国外追放
    ペリクレス時代…直接民主政の完成
            成年男子市民(子供・女性・奴隷は×)が全員参加の民会で政治を運営



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【9】エーゲ文明・ポリスの成立

◇エーゲ文明…ギリシアと小アジア半島にはさまれたエーゲ海を中心とする文明
  ・クレタ文明(前期エーゲ文明)
    中心地…クレタ島のクノッリス
    遺跡…クノッソスの宮殿跡(イギリスのエヴァンズが発掘)
         写実的・開放的な海洋文明
    文字…線文字A(未解読)
    ↓
  ・ミケーネ文明(後期エーゲ文明)
    中心…ミケーネ、ティリンス
    遺跡…城塞、王宮跡(ドイツのシュリーマンが発掘)
    後先的・軍事的文明
    文字…線文字B(ヴェントリスが解読)
    (※特に、後期ミケーネ文明をトロヤ文明ということがある、中心…トロヤ)
 ◇エーゲ文明の崩壊…ギリシア人の侵入
   ギリシア人の侵入   
    →エーゲ文明の崩壊 
    方言の違いにより
     イオニア人→アテネ
     トーニア人→スパルタ
     アイオリス人
 ◇ポリスの成立(ギリシアの都市国家)
  ・貴族がアクロポリス(城山)を中心に集住(シノイキスモス)する
  ・生活の中心はアクロポリスの麓にあるアゴラ(広場)
  ・植民活動の展開
    人口増加、土地不足、商業交易の必要
    →地中海沿岸に植民市建設
      ビザンティウム(今のイスタンブル)
      ネアポリス(今のナポリ)
      マッサリア(今のマルセイユ)
  ・異民族差別
    同じギリシア人同士はヘレネス(方言どうし)と言い、異民族はバルバロイ(ペルシア人エジプト人)と言って差別
    ※ヘレネス同志はオリンポス12神(ゼウスなど)に対する信仰や
     デルフォイの神託(アポロン神に神のお告げを聞く)
     オリンピア競技など文化を共有し、仲間意識をもつ



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