2015年9月26日土曜日

【9】エーゲ文明・ポリスの成立

◇エーゲ文明…ギリシアと小アジア半島にはさまれたエーゲ海を中心とする文明
  ・クレタ文明(前期エーゲ文明)
    中心地…クレタ島のクノッリス
    遺跡…クノッソスの宮殿跡(イギリスのエヴァンズが発掘)
         写実的・開放的な海洋文明
    文字…線文字A(未解読)
    ↓
  ・ミケーネ文明(後期エーゲ文明)
    中心…ミケーネ、ティリンス
    遺跡…城塞、王宮跡(ドイツのシュリーマンが発掘)
    後先的・軍事的文明
    文字…線文字B(ヴェントリスが解読)
    (※特に、後期ミケーネ文明をトロヤ文明ということがある、中心…トロヤ)
 ◇エーゲ文明の崩壊…ギリシア人の侵入
   ギリシア人の侵入   
    →エーゲ文明の崩壊 
    方言の違いにより
     イオニア人→アテネ
     トーニア人→スパルタ
     アイオリス人
 ◇ポリスの成立(ギリシアの都市国家)
  ・貴族がアクロポリス(城山)を中心に集住(シノイキスモス)する
  ・生活の中心はアクロポリスの麓にあるアゴラ(広場)
  ・植民活動の展開
    人口増加、土地不足、商業交易の必要
    →地中海沿岸に植民市建設
      ビザンティウム(今のイスタンブル)
      ネアポリス(今のナポリ)
      マッサリア(今のマルセイユ)
  ・異民族差別
    同じギリシア人同士はヘレネス(方言どうし)と言い、異民族はバルバロイ(ペルシア人エジプト人)と言って差別
    ※ヘレネス同志はオリンポス12神(ゼウスなど)に対する信仰や
     デルフォイの神託(アポロン神に神のお告げを聞く)
     オリンピア競技など文化を共有し、仲間意識をもつ



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